望郷哀歌

ふるさとは ふるさとは
少し疲れた
少し汚(よご)れた この俺の
からだを芯(しん)から 癒(いや)してくれる
青空 夕やけ 光る風
唄が流れる 望郷 あゝ望郷哀歌

ふるさとは ふるさとは
少し遠くて
少し敷居(しきい)が 高いけど
地酒を囲めば こころが通(かよ)う
この径(みち) この橋 線路端(ばた)
花も優しい 望郷 あゝ望郷哀歌

ふるさとは ふるさとは
少し淋しい
少し哀(かな)しい 想い出を
じんわり瞼(まぶた)に 運んでくれる
あの娘(ひと) あの友 今いづこ
夢と涙の 望郷 あゝ望郷哀歌
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