嘆きのボス

惚れていりゃこそ 可愛さあまって
ポカンとひとつ なぐったら
あいつは 家を出ていった
ちょっぴり 淋しいが
こう見えたって 俺は俺はボスだよ
町一番の よい男
泣けば夜風が あざわらう

夜もねないで 荷物をまとめて
夜明けが来たら あっさりと
あいつは 俺を棄ててった
ふざけた 女だぜ
こう見えたって 俺は俺はボスだよ
女はみんな 俺のもの
恋は鼻唄 風まかせ

ごめんなさいの 手紙は来たけど
両手をついて 土下座して
あやまるまでは 許さない
弱味は 見せないぜ
こう見えたって 俺は俺はボスだよ
意地と度胸に 生きてゆく
月よ見てくれ この笑顔
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