不思議が丘の少年

丘の上にひとり立って 少年は夕陽を見てた
細く伸びた影法師 草原を走って揺れた

どこからやってきたの
ここで何を待っているの

不思議が丘に 突然ひゅっと つむじ風吹いた
瞳(め)をそらしたら 君は消えてた まぼろしのようなあの日

あれから時は過ぎたけれど 今もまだ忘れられない
誰かにふと話したら 変だよと笑われそうで

恋とは違うけれど
君はずっとここにいるの

街角にふと あの日のような つむじ風が吹く
電車の窓に ビルのすき間に 君の横顔が見える

物語は終わらないの いつか誰かに出会って
愛を知るその日が来ても

街角にふと あの日のような つむじ風が吹く
電車の窓に ビルのすき間に 君の横顔が見える

不思議が丘に 突然ひゅっと つむじ風吹いた
瞳(め)をそらしたら 君は消えてた まぼろしのようなあの日
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