マホロボシヤ

マホロボシヤ
空に馳せる幻の鳥
マホロボシヤ
羽ばたかぬつばさよ
四方八方 光の塵は
再会を待ついつしかの声
ぷつりぷつり途切れた夢は
見上げた人々の憧れか
幻の答えは同じ
命駆ける しっ尾を引いて
雲海にたゆたう眠りびと
神のこころは砂糖菓子
ザラメを踏んで 足切った
わた飴抱いて母泣いた
こんぺいとうの星が降る
らくがん色の恋をする

マホロボシヤ
わたしをとおくに連れておゆき
見知らぬ 都市へ 墜としておゆき
マホロボシヤ

背中に小さな羽根のひびき
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