男の街道

富士のお山を 枕に当てて
足をのばせば 御前崎
月を抱きしめ 寝返りうてば
遠くきこえる 遠州灘の
波が波が男の 子守唄

義理が通れば 情けがよける
よける情けに 用はない
人を束ねる 次郎長よりも
八方破れの 石松気質
馬鹿が馬鹿が俺らの 旗印

夜討ち朝駆け 命もかけて
やると決めたら どこまでも
通いつづけて 九十九日
冬に花咲く あの山茶花の
紅の紅の意気地が 俺の色
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