在水一方

川の 漣(さざなみ) 忘(わす)れらぬ
麗(うるわ)しの 天乙女(あまおとめ)
時は、徒然(つれづれ) 流るるも
君恋し 抗(あらが)ふこころ
川の向こうには 君も見る空
あまねく涙が そそぐ大河よ
星の川ならば 天翔(あまが)け逢へる
流星たわるる 空に君を思ふ
川の向こうへと 風よ誘(いざな)へ
轍(わだち)にこの足 惑ひ歩けど
光る水面には 朧(おぼろ)の月が
やわらに微笑む 君を思ひ映す
川の 漣(さざなみ) 忘(わす)れらぬ
麗(うるわ)しの 天乙女(あまおとめ)
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