こころ

そっと風が吹いて 水滴がきらめく
いつも通りの道 違って見えた

きれいな景色だと素直に思うのは
光のせいじゃなく
隣で君が笑うから

1% 近づいた距離 だけどもどかしくて
ポケットにしまった気持ち 解放してもいいかな
歩道橋から 君越しに見た 雨上がりの町は
僕らを反射してた 時よ 止まらないで

扉 閉め忘れて 本音が顔を出す
わざと待ってたんだ 君のノックを

コップの跡がコースターに滲んでる
君の気持ちが今
僕に流れ込んでくるよ

握った手から うつる体温 あたたかい指先
透き通るような優しさに 包まれたくて もっと
不器用すぎて 伝わらなくて でもそれでよかった
止められない感情 やっと気付けたから

手離すのなら 持たなくていい そう思ってたのに
ガラス作りの 心臓じゃない 我慢できない
答えはすぐ 目の前にあったんだ

自分についた ホントの嘘が 静かに溶けていく
どうしてだろう フタをしてても 溢れ出てくる
こころ

もう待てないよ こぼれてしまう 思いは渦になる
たくさんの色が混ざっても 透明なまま いつか
こころはどこに あると思うか 君に聞かれたとき
答えられなかったけど
今は きっと 涙の中って言うよ
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