ひだまり酒場

あなたひとりの 赤提灯は
ふつうの人生(みち)が 遠くなる
こころの荷物 邪魔になるなら
ここで降ろせば 明日が見える
私でよければ お相手するわ
ここはここは あなたの ひだまり酒場

都会暮らしに すっかり馴れて
ふるさと遠く 生きてきた
悩みを棄てて 憂(う)さをはらして
今日も呑んでる のれんの灯り
私の手料理 好みに合えば
ここはここは あなたの ひだまり酒場

寒い夜には 熱燗つけて
炙った烏賊(いか)を 齧(かじ)る人
黙っていても 通うぬくもり
一夜(ひとよ)の情けを 誘って欲しい
私でよければ お酌をするわ
ここはここは あなたの ひだまり酒場
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