ロバちょっとすねた

にもつがあんまり 重いので
ロバ ちょっとすねた
引いても押しても 動かない
そこで少年は にもつを半分
じぶんの背中に しょいました
カッポ ポッコ カッポ ポッコ
カッポコ ポッコ ポッコ ポッコ あるく

アブたちあんまり うるさくて
ロバ ちょっとすねた
足ぶみしていて あるかない
そこで少年は 上着(うわぎ)をふりふり
アブ追(お)いしながら 行きました
カッポ ポッコ カッポ ポッコ
カッポコ ポッコ ポッコ ポッコ あるく

お日さまあんまり 照らすので
ロバ ちょっとすねた
やさしい声にも しらん顔
そこで少年は 木かげで休んで
だいじなお水を あげました
カッポ ポッコ カッポ ポッコ
カッポコ ポッコ ポッコ ポッコ あるく
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