君が消えてゆく

返事のないこの部屋は
時が 止まったままだよ
今になって 気づいたのさ
失くした物の大きさ

ふられたという現実
君だけが 足りない
テーブルの 広さには
どうにか 慣れたけど

傷つけあい それでも
側にいた ふたり
今ならば あの涙も
すべて 抱きしめるのに

ひとりになり、今だ何も
手につかない日々の中
ひとつ、ひとつ 消えてしまう
君を 忘れられないよ

“愛”なんていう言葉に
照れていた あの頃
でも君は その言葉
いつでも 欲しがった

終わった恋の事
悪く言う奴に
僕は決して なりたくない
とても好きだったから

返事のないこの部屋は
時が 止まったままだよ
今になって 気づいたのさ
失くした物の大きさ

君がすべてだったこと
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