津軽の春

雪は溶けても 花さえ咲かぬ
津軽 中里 遠い春
あなたの隣りで 御酌をしたい
夫婦(めおと)だったら あたりまえ
愛は命を 咲かす花
じょんがら じょんがら 凍れるね

津軽蟹田を 出稼ぎ乗せて
ストーブ列車が 今日も行く
淋しい暮らしの 明け暮れに
夢をあたため 生きている
ねぶた祭りが 来るころは
じょんがら じょんがら 甘えます

三月遅れの 十和田の桜
ふたり見るのも あと幾つ
愛しているよと 叫んでよ
離れていても 聞こえます
絆むすんだ 人がいる
じょんがら じょんがら 倖せね
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