悲しみは

優しいを無くしてた。見れば心は空だった
必死に詰めこんだそれは、まぎれもなく ”冷たさ”だった。

少しずつ離れてく 一人にされていく
離したくない人さえも 変わってく 目も前の信号も赤くなる。

悲しみは 悲しみは 本当の悲しみは
涙も 涙さえも無く、あるのは真実だけ

瞬きするたび 目の前が変わってく
こんな人集りも いずれいなくなる
冷たい夜風が僕をすり抜けてゆく
あぁ、やっぱり僕はひとりじゃないか...。
優しさを無くした僕じゃないか。

悲しみは 悲しみは 本当の悲しみは
涙も 涙さえも無く、あるのは真実だけ

明日の予定もなく 眠れずにカーテンを引く
真っ赤に腫らした目は、
まるで そう、独りぼっちのウサギ。

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