港・酒場舟

港の街によく似合う 古い演歌のレコードに
女は心かたむけて 人恋しさの酒をくむ
ねぐらは有るかはぐれ鳥 夜は冷たく長い
俺も淋しいひとり者 せめて歌おか恋の歌
ゆらり ゆらゆら酒場舟
夢に抱かれて 明日を待て

さよならだけじゃ悲しくて 思い出だけじゃせつなくて
女は涙かみしめて そっとこの手を引き寄せる
俺も行きずりかもめ鳥 帰る約束はない
そんな気まぐれ港町 惚れた晴れたは無いがいい
ふわり ふわふわ酒場舟
夢を数えて 夜明けまで

ねぐらは有るかはぐれ鳥 夜は冷たく長い
俺も淋しいひとり者 せめて歌おか恋の歌
ゆらり ゆらゆら酒場舟
夢に抱かれて 明日を待て
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