ひとり酒・未練酒・しのび酒

恋の辛さを 教えてくれた
酒の苦さは 自分で知った
路地の灯りに つまづいて
拾った恋に
恋に 悔いなど 無いけれど
涙が凍る ひとり酒

湯気の向こうに あなたが見える
注いだお酒に 憎さが浮かぶ
腕の枕の 温もりが
今さら何で
何で こんなに 忘られぬ
女で居たい 未練酒

酔えば逢いたい あの男(ひと)だけど
夢の過去(むかし)は 戻りはしない
たとえ一人の 生活(くらし)でも
思い出抱いて
抱いて 生きたい これからは
冬も耐えます しのび酒
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