愛は死んでも

あなたが背中を 向けたから
わたしの愛は 死にました
あゝいやよ いやよ いやよ いやよ
いやよ いやよと 燃えつきて
疲れたけれど 歓(よろこ)びに
ふるえていたの 昨日まで

おもわずつけた 爪あとが
沁みると言った あなたです
あゝいいの いいの いいの いいの
いいの いいのよ 一度でも
わたしのものに なったから
恨みはしない さようなら

おんなの大事な くちびるを
返してなどと 言わないわ
あゝあなた あなた あなた あなた
あなた あなたと 別れても
淋(さみ)しい時は 泣きに来て
扉を開けて あげましょう
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