アダムな夜

右腕に触れる風に目覚めれば
ベッドを抜け出しあなたは窓辺
硝子の向こうは不眠症の街
あなたの瞳に幻が映る

愛してる それだけが現実
生きている たぶん同じ意味なのさ
昔ほどもてないと言う科白(せりふ)の裏を返せば
優しさを演じても虚しいだけ
あなた一人居れば幸福に満たされる 信じて欲しい

左胸走る稲妻の痛み
あなたと初めて逢った時からさ
何故か抱くたびに 幼げになって
あなたはすっぽり掌に入る

夢をみる それこそが真実
憧れをきっと人は生きるのさ
狂おしく過ぎてゆく時間もまた人生のうち
ときめきは永遠を知る手懸かり
あなたというイブが一緒なら この世さえ楽園になる

愛してる それだけが現実
生きている たぶん同じ意味なのさ
狂おしく過ぎてゆく時間もまた人生のうち
ときめきは永遠を知る手懸かり
あなたというイブが一緒なら この世さえ楽園になる
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