灯火

ゲリラ豪雨 巨大なビルの谷間
あまりに突然で 為す術も無かった

先は濃霧 根拠ならいらないさ
どうせ見えないんだ ゆっくり進めばいい

1番になれなくて 沈んだ闇にこそ光を探すんだ
雨上がりの夕焼けに 「またね。」手を振った

360°橙色に照らされて どこに向かっても大丈夫
灯火ひとつ 灯火ふたつ もうすぐさ
満天の星空が待ってる

下はトープ ぬかるんだ地面なら
大きく踏み出して 足跡を残すんだ

いつだってわかってた 強く願うだけじゃ叶わないこと
アームストロングの足跡は 消えちゃいなかった

360°橙色に照らされて どこに向かうかはわかってる
灯火いつつ 灯火ななつ いざ行こう
満天の星空の彼方へ

埃かぶったエンジンに 詰め込む希望のオイル
規定の地図は捨てちゃって 進路を取るは北北西
高くそびえる発射台 今なら風も吹いてない
カウントダウンさ もう夜は目の前だ

360°橙色に照らされて 不安になったら目を閉じて
震える手で火を灯した 灯火が
消えない星空となる
360°橙色に照らされて どこに向かっても大丈夫
灯火ひとつ 灯火ふたつ 行く先は
満天の星空になるんだ
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