NIGHT FLIGHT

夜のターミナル そこに君は来てた
見送ってくれる 静かな瞳で
「あの部屋を昨日出たの」と君に
渡された鍵をそっと握った

それぞれに向かう夢が 鮮やかに分かれている
どんなに愛していたとしても
何か云おうと思った 抱きしめたいと思った
二人決めた心が 彷徨っている
振り向いている 断ち切るように歩き出す

アナウンス響く 最終のウイング
ガラスの向こう側 君はじっと見てた
その姿を背に ゲートへ消える
どうしても 違う街を選んだ

七色の滑走路(みち)が空へ まっすぐに今伸びてる
その光の行先を信じて
連れてゆこうと思った 答えを探しつづけた
二人決めた心は もう変わらない
間違いじゃない 言い聞かせて旅立とう

七色の滑走路(みち)が空へ まっすぐに今伸びてる
加速度を増した翼 広げて
君の涙が光った 星の流れに変わった
これからの風の中へ
君を残した街のきらめき 美しい点になった
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