銀河カフェテラス

昼下りも星くずちりばめた カーテン
降ろしたままの 銀河カフェテラス
牡羊座が 描かれた カップにレモンを
落とせば ふっと 想い出が香る

私の目にキラキラと 時計を反射させて
顔をむけたとたんに くちづけした彼

銀河を あてなく 流れゆく
あなたは 気ままな 牽牛星
立ち寄った星で 恋に落ち
数え切れない 織り姫を つくるのです

三時間も待ってたはずなのに 時計は
動いちゃいない 銀河カフェテラス
待たせたねと 私の肩たたく あなたの
心は 謎の暗黒星雲

「ヘラクレスと 腕相撲してくる」と書き残し
ある日 消えてしまった 恋の流れ星
銀河を あてなく 流れゆく
あなたは 気ままな 牽牛星
立ち寄った星で 恋に落ち
数え切れない 織り姫を つくるのです
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