蝉時雨

カーテンが揺れ 切り取られた五月晴れ
今日は昨日と呼ばれ 明日はやがて今日になる
また「夢」から覚めれば いつもの朝がやってくる
慣れた日々に気付いて コーヒーの味を変えた

Ah 昔の事だとか言って
Ah しまいこんだ宝箱に

出来る事ならば あの夏の日のままで
綺麗なままそのまま 終わらせたかったはずだった
「夢」は僕と共に歩き 共に生きて来たはずだった
時に辛く 時に熱く優しい 青春だった

踏切を待つ 暑い日がまた続いてる
ネクタイを少し緩め 空を仰ぎ見上げてる
いつかの僕の姿 今と重ね比べてること
ここ最近 癖になってる事にふと気付いたよ

Ah 終わったと思ってた「夢」と
Ah 気付けば向き合っていた

うたう蝉の声 幼き鼓動の音を
感じた 昼も夜も 熱い情熱の音を
その一瞬を その1秒を 真剣に見つめていたんだ
今も見てる 僕の夢の続きは ここにある

蝉時雨 鳴り止まヌ この思ひ 夢ヲ見る
浮かびゆく 陽炎に 歪む景色 無常 日常

出来る事ならば あの夏の日のままで
綺麗なままそのまま 終わらせたくはなかった
汚れてもつまづいても 情けなく 色あせても
いつか夢を 叶える為に今日も 夢を見る
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