春を待つ

雨が遠くなる
ほころびた雲の中
つたない春の風が
夜明けを歌ってる

君が側にいて
明るい空を探すから
まだ暗いこの場所にも
光が降るんだろう

このままずっと優しい日々が
続いて行くと信じてみるよ
今はただ眩しい朝焼けを
そっと迎えよう

夢を見ることが
あまり得意じゃなくて
いつも黙って笑っていた
心が君と会って

花が咲くように
始まって行くものがあって
蕾が蕾のまま
枯れてゆく事もあった

やがて光は消えて行くだろう
だけど何度も帰って来るよ
手を取って
二人で春を待つ
君と一緒に雲を抜けたら
もうすぐ
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