今夜は気取って

別れに貴女(あなた)は僕に ほほえんで見せたね
強い女(ひと)だね貴女は 心かくして
あいつが言っていたよ あの夜の貴女を
泣き通しだったってね あのお店で
貴女はいつも輝いていて欲しい
それがうわ気な男の望みさ
今夜はコサージュつけて 出かけてみたらいい
貴女に似合いの人と めぐり逢うかも

古い写真のように 色あせた時間は
勝手に捨てておくれ 時の流れに
貴女の涙を僕は 知らないでいたけど
この部屋のあちらこちらに 落ちてるようで
貴女はいつも輝いていて欲しい
涙が真珠に変ってゆくように
こんなことってあるかよ 捨てたはずのこの僕に
夜ごと思い出だけが 酒のつまみさ

貴女はいつも輝いていて欲しい
それがうわ気な男の望みさ
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