白雲

白雲(しらくむ)や我(わ)が島(しま)に
安々(やしやし)とぅ訪(うとうじ)りてぃ
わが胸(んに)に熱々(あちあち)とぅ
染(す)みなちゃる里(さとう)や見(み)らん
女身(いなぐみ)ぬ女身(いなぐみ)ぬどぅーからや拝(うが)まらん
拝(うが)まらん

春(はる)来(く)りば 晴々(はりばり)とぅ
わが肝(ちむ)んばいぶしゃぬ
わが髪手(からじてい)に取(とう)やい
染(す)みなちゃる里(さとう)や見(み)らん
女身(いなぐみ)に女身(いなぐみ)に幸(しやわ)しぬ節(しち)たぼり
節(しち)たぼり

行(いち)ち交(か)わす船々(ふにぶに)ぬ
賑(にぎ)わする船泊(ふなどうまい)
わが肝(ちむ)に深々(ふかぶか)とぅ
染(す)みなちゃる里(さとう)や見(み)らん

白雲(しらくむ)よ白雲(しらくむ)よ
里(さとう)深(とう)めてぃ里(さとう)会(い)ちゃてぃ
わが胸(んに)ぬくぬ思(うむ)い
里(さとう)に知(し)らち里(さとう)に語(かた)てぃ
女身(いなぐみ)に女身(いなぐみ)に幸(しやわ)しぬ節(しち)たぼり
節(しち)たぼり
節(しち)たぼり
節(しち)たぼり
節(しち)たぼり
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