終幕 ~ジ・エンド~

舵が壊れた 船のように
僕は嵐にもまれてる
君は車のキイをならして
止める言葉を待っている

空には星がまたたいて
行く君を照らすだろう
愛より重いプライドが
憎しみをもっと凍らせるだろう

僕は粘土で 城を作って
君の乳房に母を見る
君は沈まぬ船を欲しがり
絹の枕が好きと言う

他の誰よりも幸せに
するなんて 嘘がつけない
愛より重い約束が
いつまでも 心責めつづけるだろう

空には星がまたたいて
淋しさを 照らすだろう
愛より重い歳月が
悲しみのドアを夜毎 叩くだろう
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