なおちゃん

なおちゃん 雨はやみましたか
あなたの心に降る雨は
なおちゃん ユーツはなおりましたか
口をとがらす いつもの癖も
弟みたいなものだって いつもあなたに言ってたけど
一度 一度だけ言いたかった カギをかけたこの胸の想い

なおちゃん 彼女とどうですか
噂も少しは きいたけど
なおちゃん やっぱり笑わなくちゃね
しあわせにねと 言わなくちゃね
泣きたい場面で泣けないで 笑って見守る役なんて
いやね 大声で言いたかった 好きよ どこへも行かないでよと

なおちゃん 今は静かです
淋しい夜も 慣れました
なおちゃん いつか言ってたでしょ
誰でも ほんとはひとりだと
ことばが心にしみこんで あなたの影が笑っている
指に残る髪のやわらかさ ほほをなでるあの日の口笛

指に残る髪のやわらかさ これが これだけがわたしのもの
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