心の街

決められた列車に乗ってるのに 決められた駅には行かないで
見た事も聞いた事もないところに辿り着いた

それはそれはちっちゃな駅でした 改札も一つしかないような
無人の駅で今日の利用者なんかは多分僕一人だろうな

昨日までの安心感とは少し違う今日の安らぎ
どちらが良いとは言えないがどちらも自分で決めた道

明日に一つの答えはいらない 思うがままに行けば綺麗さ
ただ僕らの街にはないような景色が見たかっただけ

改札を出るとそこには見た事もない街並みなのに
懐かしくて 何故か懐かしくて思わず僕は ツバを飲んだ

世界ひろしとは言えども きっときっと本当のところは
同じなんだな 幼少の頃に感じた あの気持ちはみんなも

昨日までの挫折感とは少し違う今日の落ち込み
どちらも良いとは言えないが どちらも明日へと続く道

良く晴れたこの青がみんなの心の色になれば綺麗さ
そうか 僕がこの街に来た意味がようやく今わかった

そうか ここは僕らの大切な 大切な心の街
大切な母なる街
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