バラバラ

誘惑の赤い薔薇 その額に咲いている
私だけのものにしたい 衝動に駆られます
灼熱の火の様に その眩しいお姿に
この胸は恋い焦がれ 今にも朽ちてしまいそうで

震える唇を 貴方が塞いで
熱い吐息を寄せて その腕の中で抱かれてみたい

毎夜夢に現れては この心を盗むのです
貴方だけのものになりたい 意識は募ります
青白い満月の様に いくつも秘密を隠して
この胸は切なさで今にも死んでしまいそう

絡み合う蔦の様に 何度となく抱き合って
口づけを交わしながら 果てるまで交わった
覚めるなら今のうち 填まって抜け出せなくなる前に
分かっているけどその瞳を 見るだけで落ちてしまうの

貴方のその愛は まるで万華鏡
移ろいやすくて綺麗で 私のこの心を離そうとしないの

情熱の真っ赤な薔薇は 時折私の胸を刺す
それがなぜかとてもとっても気持ち良いのよ
何度貴方に抱かれたって 本当の貴方は見えない
真っ白な霧の中で孤独でいるみたい

心の紐解いて 裸になりましょう

今度いつ会えるのかは 貴方は気紛れだけれど
それでもいいの我儘言わない私夢見てたい
振り切っても振り切れない 迷い込んだ迷路の中
孤独と快楽の狭間でゆらりゆれるの...
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