蒼い季節の中で

春の訪れを告げる風に今
誘われるように坂道を上る

朝の光が見慣れた校舎と
友達の笑顔 胸に焼きつけてゆく

蒼い季節の中 微笑み涙した
昨日までが思い出に今変わる時
定期入れの中の写真も明日からは
アルバムの中 綺麗にひかり輝いた1ページになる

卒業証書を抱いて友達が
校庭の向こう静かに手を振る

夕陽に照らされた教室で一人
昨日までとは違うさよなら告げた

机の落書きも 着なれた制服も
なぜか宝物のように今思えてくる
桜が咲く頃はみんな違う場所で
歩き始めてるけれど きっと忘れない眩しい季節を

蒼い季節の中 微笑み涙した
昨日までが思い出に今変わる時
定期入れの中の写真も明日からは
アルバムの中 綺麗にひかり輝いた1ページになる
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