旅路の酒

旅路の果ての 居酒屋に
一輪ゆれる 赤い花
きびしい冬に 咲いている
お前のような べに椿
俺の心に 俺の心に
きれいだよ

待つことばかり 慣れました
笑った顔が 浮かぶ夜
やすらぐ町に 着いたなら
お前を早く 呼びたくて
待っていてくれ 待っていてくれ
変わらずに

まごころしみる あたたかさ
忘れて生きた 夜はない
旅路の酒に 抱く夢は
お前とふたり 生きること
酒が今夜も 酒が今夜も
しみとおる
×