とんぼ

歩き回ってた
ぼくたちの物語
意地悪な風に
追いつかれないように

塞ぎ込んでいる
君の肩に止まった
蜻蛉を取ろうか
僕はまだ迷ってた

君が好きなモノを僕は
少しだけキライだった
だからぼくらは手を繋ぎ
他にする事もなく
歩き回ってた

雨になるのかな
君が君に囁く
雲は遠いけど
僕は僕に答える

ぼくらはふたりで
塞ぎ込むことにした
寂しさに二度と
追いつかれないように
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