旅路の果ての港町

赤い夕日が まぶたに滲む
流れの果ての 港町
抱いたギターに
思いを寄せりゃ
捨てた故郷も 君ゆえ恋し

暮れりゃ灯影も はかなく暗く
港の風に 花が散る
泣くなギターよ
旅路は遠い
若いこの身が いとしいものを

月の細さに 天草灘の
汽笛がむせぶ 港町
抱いたギターも
切なくつらく
涙ぐんでる 俺らの影よ
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