こころのままに

まだ書きかけの ポエムを読むの
言葉がなくて
今 波の音が 聞こえているの
溶けあっているわ

夢のような 夏の日に
いざなわれて たわむれて
忘れかけた あの日々と
さよならだと 旅に出る

こころのままに 生きられたなら
二度とは来ない 今日を
ふりかえらずに 秋が来るのを
波打ちぎわを 歩く

季節はうつろ 真夏のような
この秋の陽は
どこ どこにゆけば 今欲しい何か
見つけられるの

時は過ぎて 陽も落ちて
あてどもなく さまよって
朝がくれば 書きかけの
ポエム読んで 空を仰ぐ

こころのままに 生きられたなら
二度とは来ない 今日を
ふりかえらずに 夏が去るのを
木漏れ日のなか 歩く

こころのままに 生きられたなら
二度とは来ない 今日を
ふりかえらずに 夏が去るのを
木漏れ日のなか 歩く
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