19のままで

燃えるような想い出が 空を染め
昨日の風に吹かれてる
そう、壊れた時計の中 さまよって
誰も愛せずにいたんだ

ふとしたとき 口ずさむ
二人だけの あのメロディー
「誕生日のプレゼントなの」
はしゃいでた 無邪気な笑顔

やがて空は 星降る夜に
おりておいで 今夜だけ 19のままの君で

ねえ、各駅停車もわるくはないね
そう、誰もが急ぎすぎてる
もう帰るところないから 二人きり
そう、ホームのベンチで眠ったね

突然の雨 びしょ濡れで
息を切らせ かけつけた
「だいじょうぶ」 無理に笑った
君の声 最後の言葉

もっと強く 強く激しく
愛していればよかった 19で終わるならば

大空つきぬけて かけのぼってゆく魂(ひかり)
遠くへ どこまでも

ひとつ ひとつ 時を重ねて
離れてゆく 僕だけが 19のままの君と

やがて空は 星降る夜に
おりておいで 今夜だけ 19のままの君で
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