星の涙

君に君に逢いたい
もしも逢えたならば伝えたい
どこにどこに居るのさ
今も君も「愛しているよ」と肩を抱きたい

若さと呼ばれる季節は
暑くて欲張りなやつさ
激しく燃えて唇かさねた

だけど遠く呼んでる蜃気楼に
いつかこころ盗られ君と別れて旅に出た

あの日から十年
ビルと砂漠の街で独り
淋しさを毎晩
酒と夢に変えてきたけど

君に君に逢いたい
もしも逢えたならば伝えたい
誰と誰と居るのさ
君にひざまづいて「ごめん」と山ほど詫びたい

誰とも何も無いなどと
言ったら嘘になるけれど
愛する人はたったひとりさ

星たちのフラメンコ果てしなく今も
夢のように消えた恋はああ 燃えている

ウルルウルルうるんだ
星は君の優しい瞳
幸せでいますか
せめて祈りの声今すぐ君に届けて

君に君に逢いたい
もしも逢えたならば伝えたい
どこにどこに居るのさ
今も君を「愛しているよ」と肩を抱きたい
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