花のようでした

天気予報が言うことにゃ 今夜は雨が降るらしい
何も予定はないけれど ビニール傘が一本あったっけ?

家にいたってアレだから 何をしたってナンだから
ちょっと歩いてみようかな どうせ何にも見えない夜だけど

君はどうしてる?どこかの町で幸せに暮らしてるかい
君が笑っていればいいや
いつか街角で すれ違っても 気づかない気がするんだ
そんな気がするんだ

たまに予報は当たるもの 顔にぴちゃぴちゃ音立てて
羽織る物さえ忘れてさ いいや 今夜はちゃぷちゃぷランランラン

僕はいつだって 自分ばかりで
人の気持ちになれず 傷つけてばかりいたよな
今も変わらずに いい年をして
自分の気持ちばかり 吐き出しているだけ

お月さん 少しだけ顔見せて

君が好きでした 今さらだけど
いつまでも一緒だって 身勝手な夢を見ていたよ
愛は小さくて 花のようでした
手をかけて育てないと 一瞬で枯れちゃう
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