周防灘恋唄

はなれてはじめて 気づくこともあるさ
ふるさとの暖かい ぬくもり
俺を育ててくれた
山よ 川よ 周防の海よ
いつか帰りたい おまえのもとへ
遠く旅して いるときも
俺の心は 磁石のように
生まれ故郷を 探してゆれるよ

祭りの頃には 帰りたくてうずく
ふるさとは人生の 師匠さ
俺に勇気をくれた
荒く しょっぱい 周防の海よ
いつか眠りたい おまえの胸で
うれしかなしい 時につけ
俺の心は 磁石のように
青いあの海 探してゆれるよ

深酒するなと 肩を叩き叱る
おふくろの口ぐせも きこえる
俺の灯りのような
星よ 渚よ 周防の海よ
いつか語りたい おまえとふたり
都会のしぐれに 濡れるたび
俺の心は 磁石のように
熱い思い出 探してゆれるよ

×