リメンバー

海へと続く道に吹いた潮風
懐かしさが込み上げてきて
蘇るあの日の事
思い出す幼きある日の事を

車に揺られることだいぶ長い時間
行ったことの無い海まで向かい
途中からは船に揺られ
気付いたら知らない島に着いてた

緑の中に年季の入ったコテージが建っていて
そこのテラスから見渡す限り広がる海
遊ぶ場所も人気も全く無い島の蝉達が
凄く五月蝿くて耳を塞いだ

何気ない夏の日の一日が
大人になった僕の
頭に鼻に耳に今も残っていて
目を閉じれば今も思い出せる
何気ない家族との一日が
大人になった僕の
胸の中でずっと今も生き続けていて
海へ行く度思い出すのでしょう

当時の僕は今と同じく音楽にハマっていて
小さなラジカセわざわざ持って行って
別の部屋で夜に一人聴いていた
今思えばこの日しか聴く事の出来ない波の音を
家族で聴くべきだったと思う

何気ない夏の日の一日が
大人になった僕の
頭に鼻に耳に今も残っていて
目を閉じれば今も思い出せる
何気ない家族との一日は
大人になっても残る
この家族で一緒に過ごせて良かったなと
寄せては返し思い返すのでしょう
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