ぼやけた朝陽

明け方過ぎに一人で見てた
朝陽は涙でぼやけてた
月が沈むより先にあなたは見えなくなって

「さよなら」なんて すぐ気の利いたこと
言えなくてごめんね
嫌な奴だね
あなたの気持ちが離れてることすらなにも
気付けなかった

起きたらもう夕暮れ近くで
あなたと夢でも会えなかった
離れていった気持ちは考えても分からずに
一人の部屋が悲しい

愛が滑り落ちていく
一人残して綺麗さっぱりと
強がってみてもやっぱりダメで
何もしたくない
忘れたくない

このままでいるのでもいい
素直な気持ちだけでは
うまくいかないこともある
あんなに想っていたのに

明け方過ぎに一人で見てた
朝陽みたいにぼやけたあなたと
さよなら さよなら さよなら

ぼやけた朝陽に照らされたこと
二度と忘れない
二度と忘れない
会わなかったらと想うけど
嬉しかったのも
悲しかったのもあなたとだった
気の利いたことも言えなかったけど
さよなら 少しだけ笑って
あれから初めて 朝を迎えよう
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