私の好きな青

その部屋の窓は
見晴らしがいいから 調子が狂うんだ

ジオラマのように
なにもない日々が このまま続けばと

進みあぐねてる 君を駈るのは
古い言葉だけじゃない

僕らが旅に出ない理由なんて
本当はただのひとつだってないんだ

青空よりきっと いい青はある
古い写真だけじゃない

誰かが教えてくれたことじゃなくて
今まで知らなかった景色が見たいんだ

ためらうより速く 君の手を引けたならば

僕らが旅に出ない理由なんて
本当はただのひとつだってない
×