荒野にて、TOKYO

街は今夜も 眠らないから
人ごみの中 振り向けば
骨の芯まで 淋しく凍る

ウインドウ映れば 笑う
気付かれないよに 啼く

笑顔が下手な女がひとり
あなたが足りない あなたがいない
まるで荒野の捨て子のように TOKYO

ビルの窓から星はこぼれて
ひとり改札 振り向けば
髪の芯まで 淋しく凍る

約束信じて 笑う
指切り破れて 啼く

愛され下手な女がひとり
あなたが足りない あなたがいない
まるで荒野をさまようような TOKYO

誰にも秘密と 笑う
隠しておけず 啼く

笑顔が下手な女がひとり
あなたが足りない あなたがいない
まるで荒野の捨て子のように TOKYO
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