時の砂

あんな近くで笑ってたのに 君はもうじき居なくなるね
あんな遠くだと思ってたのに 案外すぐ側にあったんだね

「人は忘れられない生き物」と 今は都合良く言い聞かせて
もう戻れやしない時の砂をひっくり返せば 嗚呼...

今夜だけはもう一度 月の涙に照らされていよう
君は覚えてる 僕は覚えてる 二人を繋いでるあの約束

今も迷いながら歩いてる 生きてく意味を探してる
無情にも落ちてく時の砂に願いをかけた 嗚呼...

叶うならばもう一度 もう一度君と巡り会いたい
夢だっていいから 忘れてていいから 側に居ていいかな?

過去の涙も見えない未来も 今なら抱きしめられそう
また朝は来るから 歌うよ

サラサラ流れる日々をこれから一人で歩いてゆこう
君は覚えてる 僕は覚えてる 泣くのは堪えてるんだよ

今夜だけはもう一度 月の涙に照らされていたい
君が居なくても 僕が居なくても 二人は笑ってる この世界で
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