都合のいい風船

TVの音が聞こえないくらい 君の体温が伝わる
こんな優しい人じゃなかったら
嫌いになれたのに

横目で 歯ブラシの数を見る
まだメイク 落とす勇気はない
もう朝など来ないで

都合のいい言葉だけを集める程に
都合のいい女に
なっているのかもしれないけど
ひょっとしたらいつか…
なんて期待膨らませて
誰かの元へ飛んでいかないように
割れないように 嘘を信じるの

おやすみって言わないまま続く
今日もつきない短い会話
こんなにマメってことは特別…じゃなくて
そうだよね

会うのは 大体突然
肝心な話はできない 離れるの恐くて

期待出来る言葉だけを集めていったら
いつか君の特別になれる様な気がして
これ以上求めて壊れてしまうくらいなら
今のままでいい 今のままがいい
君のそばに いれればいいの

途切れたラインに凄く不安になって
数日後にきた返信に涙が出た
ああ こんなに好きなんだなぁ…

都合のいい言葉さえも嬉しくって
理想のいい女になるから そばにいたい
いつも私が飛んでいくばかりだけど
私の元へ飛んで来てくれるように
いつか君に 好きって言われたい…
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