私にFを足してみて

もしも私が裸で街中を歩いているのを見かけたら
白いシャツだけを着せて下さい
君の声がとてもゆっくりに聴こえる

誰の物でもない特別な時間は
もう少し,あともう少しだけ
夜をひっぱり貼り合わせる続き
君と日々の隙間の話がしたいな

一昨日見た煙は星にあげたら広がった
明後日の気持ちは誰かが拾い忘れて行った
鉛筆の途中は正直な気がする

なにか言いかけてやめてしまうような
気持ちを聴き続けたい
どこかで踊ろうか
どうにかなってしまいそう
重ねて束ねて閉じ込めた景色を見たい
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