きっと愛は不公平

君の面影がこびり付く
ガランとした部屋に残された
持て余すテーブルの隅で
不意に名前呼びかけて やめた

まだ痛いよ
触れ合った手 寝息
君の全てを無かったことになんて出来ない

きっと愛は不公平だ
僕なんか忘れて 誰かの胸に凭れて眠るのかい?
君と過ごしていた日々
これ以上遠ざけないで
まだ「さよなら」も上手く言えてない

あの夜もっと強く引き止め
離れないように 抱きしめてたなら...
後悔を並べてみるけど
遅すぎるよ もう戻らないんだ

まだ痛いよ
止まった時計 季節
この静寂に 僕はまた耳を塞いだ

きっと愛は不公平だ
僕なんか忘れて 幸せの中 綺麗になってくのかい?
君が過ごしていく日々
これ以上輝かないで
そんな独り言 届くはずもない

愛すること 教えてくれた君が
忘れ方は教えず去って行く
憎めたならラクなのに 傷は深くなっていくのに
ただ、会いたいんだ

きっと愛は不公平だ
僕なんか忘れて 誰かの胸に凭れて眠るのかい?
君と過ごしていた日々
これ以上遠ざけないで

僕の未来に君がいないのなら

初めて交わしたキスを
二人で選んだテーブルを
僕に別れを告げた風吹く夜を
君が過ごしていく未来で
無かったことにはしないで
最後のわがまま これぐらいはいいでしょ
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