旅の華 ~信州路~

流れ雲行く山合いの 千曲川(ちくまがわ)から信濃川(しなのがわ)
野沢湯どころ花どころ 湯気によりそう人なさけ

ひとり旅路の安曇野(あずみの)は 恋の夜風に誘われて
誰が降らすか雨だより 傘をまわして道祖神

伊那の里山 駒ヶ岳 明日は木曽路か高遠(たかとお)か
名残り惜しめば恋しさに そっと振り向く白い嶺(みね)

花も見ごろの桜里(さくらざと) 天竜下りの舟姿
白い花咲くリンゴ郷(ざと) 岡谷 駒ヶ根 信州路

小諸(こもろ)背にして行く浅間山(あさま) 遠く山並あおぎ見て
そっと飯田を懐かしむ 思い深まる里ごころ

月のあかりか町あかり 情(なさけ)からめてよりそって
夢を咲かせてくれました 信濃自慢の華どころ
信濃良いとこ 旅の華
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