青空

サンタフェの町のカフェに座って
通りを横切る雲の影を見てた

青いサボテンのトゲを見ながら
気の強い君を連想して微笑う

孤独は風の中に
飛び散ってる
陽射しが胸の奥の
闇まで照らし出す

煙草に火を点け 深く吸いこむ
君が押しつけた禁煙を破って

赤茶の土塀と深い青空
あざやかな色が哀しみを彩る

別れた直後の嵐が去って
心の濁りも少しずつ晴れてく

孤独は地平線へ
広がってゆく
群青色の空へ
吸いこまれるように

このまま死んでもいい
心のこりはない

サンタフェの町のカフェに座って
孤独な自由を水と一緒に飲んだ
×