さよならの彼方で…

あなたが優しすぎたから
寂しくて別離れを言った
わたしを許しすぎたから
真実がわからずに

どこにいても尋かないで
なにをしても待つだけで
叱ってほしくて、怒ってほしくて
誰かをみてそのまま…

ふりむいた、ふりむいた、心だった
もどしてと、まにあうと、
せつなさを連れてきた秋を責めた
たまらなく憎らしく

あなたが遠くなってから
眩しくて写真を燃(や)いた
私をみなくなってから
まなざしが浸みこんだ

どこにいても信じてた
なにをしても迎えてた
黙っていたのは、微笑(わら)っていたのは
静かな愛そのもの…

ふりむけば、ふりむけば、子供だった
ほろ苦く、ほの痛く、
想い出を映しだす秋に抱かれ
ほんとうのさよならを

ふりむけば、ふりむけば、子供だった
ほろ苦く、ほの痛く、
想い出を映しだす秋に抱かれ
ほんとうのさよならを
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