風物詩

洗車した次の日は 必ず雨が降るし
今はまだその時ではないと
見て見ぬフリを続け
気付けば愛着まで汚れてしまう

散々な目に遭うなら いっそ
大胆に当たって砕ける方がいいな

たとえ夏の花火のように 一瞬で消える光でも
世界の何処かで誰かがきっとその目に焼き付けてくれるから
これ以上何をためらうんだ 空へ 未来へ飛び出そう
どんな暗闇でも確かな“夢=灯火”なら胸(ここ)にあるよ

自分探しの旅とか 自己啓発の本とか
求めるほど課題は増えてく
本当はもっと単純 自分を愛せばいい
分かってるけど…

Dear my friend
「ありのままでいいよ」なんて言わないで
新しい景色も見てみたい

たとえ真冬の雪のように 大半の人に疎まれても
世界の何処かで誰かがきっと手のひらで受け止めてくれるから
そんなに怖がらなくていい 雑多な街へ飛び込もう
冷たい風にも動じない“希望=ぬくもり”なら胸(ここ)にあるよ

人の群れは駅の改札 飲み込まれてる訳じゃない
一人一人自分の意志で向かっている
皆 選ばれし勇者 多分そうだろう 僕たちも

たとえ秋の桜のように 今は気付かれなくても
世界の何処かで誰かがきっとその時を待っててくれるから
これ以上何をためらうんだ 上を向いて生きてゆこう
それでも孤独を感じるときは 僕たち ずっとそばにいよう

共に行こうよ
×