与えられた砂時計

遠い水平線
昇る太陽よ
何を 思い浮かべ
何を 照らすのか?

広いこの海原
寄せるさざ波よ
誰に 胸を打たれ
誰に 伝えるのか?

愛し合うということは
変わらないことさ(君も僕も)
大きな歳月の流れに
身をまかせるんだ

やがて 白んで行く
空の瑠璃色よ
どんな 夜を忘れ
どんな 朝だろう

群れとはぐれていた
鳥の淋しさよ
なぜに 人は生まれ
なぜに 死ぬのだろう

愛し合うということは
変わらないことさ(君も僕も)
大きな歳月の流れに
身をまかせるんだ

君を背中から
この腕に抱きしめ
“もう離さないよ”と
髪にキスした
人生は短すぎて
美しいものさ

与えられた砂時計
逆さにしながら(ここで2人)
どれだけ砂が落ちても
何も変わらない(いつの日まで)
与えられた砂時計
逆さにしながら(ここで2人)
永遠を繰り返して
夢を見るのだろう
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