なつかしい週末

なつかしい夢を見てた 愛し合ってたあの頃
やさしく笑いながら 君が隣りにいる

週末の朝はいつでも
カプチーノの香りがして
「もう 起きれば?」とキッチンから
僕を起こしたよ

シャワーを浴びたばかりの
君は髪にタオル巻いて
僕のクローゼットの中から
シャツを選ぶのさ

初めは ドキドキしてる
どんな景色も
いつのまにか
ありふれて行く

その時は夢じゃなくて
どこにでもある日常
大事な 思いやりも
僕は見過ごしてた
なつかしい夢を見てた
思い出しても 今さら
静かに 目を開ければ
君はもう いないよ

2人で撮り合った写真は
引っ越す時 捨てて来たよ
どうせ新しい恋人と
出逢える気がして……
お気に入りのシャツのタグには
クリーニング 出してくれた
君の名前が書かれていた
少しだけ 褪せて……

後から
ドキドキしてる
あの日の恋が
過ぎた月日
切なくさせる

そのときは夢じゃなくて
当たり前だったお互い
どこかに何かあると
よそ見をしていた
なつかしい夢を見てた
気づかなかったぬくもり
淋しさ 感じるには
君が近すぎたよ

その時は夢じゃなくて
どこにでもある日常
大事な 思いやりも
僕は見過ごしてた
なつかしい夢を見てた
思い出しても 今さら
静かに 目を開ければ
君はもう いないよ
×